芸術で思い出す話
今週のお題「芸術の秋」
最近では芸術らしい芸術に触れる機会も少なくなったように思う。
うーん、芸術らしい芸術というのがまず意味不明なのだが。例えば、絵画とか音楽とか?
芸術で関連するのかは分からないが、画塾のお話を。
少し昔の話になるが
私は高校時代、“画塾”いわゆるデッサン等の実技試験受験専門の教室に通っていた。
確か秋頃に通い始めたため、今頃の時期になるとこの出来事をよく思い出す。
今はどっぷり理系の世界に浸かっているのだが、少しプロダクトデザインというものに興味を持った時期があったのだ。
プロダクトデザインにも数学や物理が駆使されているわけで絶対に切っても切れないものがあると自分の中で確信を持っており、画塾に通うことを決めた。
しかし、まあ長続きせず半年余りで辞めてしまった。辞めた時はもう物理の勉強に首ったけで自分は何を無駄なことをやっているのだと、すぐさま辞める決心をしたのであった。
けれども、辞めた後の数日間は自分は本当に優柔不断で無駄なことばかりするダメ人間だと毎日落ち込んでばかりいた。
また、画塾の先生からは「青天の霹靂だ」と言われたのもあり、不甲斐ない情けない気持ちにもなった。
それから受験が本格的に始まったあとも、少しだけ心の片隅に画塾に通ったのは無駄なことだったなという思いがあった。
しかし、今考えてみるとあの時の経験は無駄なことではなかったのかなと強い確信はないが、思っている。
少し人より余計なことをしても遠回りしても別に自分がいいと思えばいいのだろう。
それもまた自分の芸術なのかもしれない。
というたいへんクサイオチで終わり。
チャンチャン♪